レトロポップ平和島のブラウン管テレビの魅力。色と組み合わせで広がる背景のつくり方
レトロポップ平和島のブラウン管テレビの魅力。色と組み合わせで表情が変わる背景について
レトロポップ平和島のアイコンともいえる「ブラウン管テレビ」について、今回のリニューアルで何が変わったのかをまとめてみます。

ブラウン管テレビを積み重ねて組んだセット。色や高さを少し変えるだけでも、背景の空気がかなり変わるのが面白いところです。
まずは、今回のリニューアル内容を動画にまとめましたので、よろしければこちらからご覧ください。
目次
今回のリニューアルで意識したこと
今回のリニューアルで特に意識したのは、「他のアイテムとどう組み合わせられるか」でした。

色をそろえて組んだソファーエリア。ブラウン管テレビも小物も、組み合わせ方しだいでかなり違う表情になる気がしています。
以前のブラウン管テレビエリアは、このような形でまとめて配置していました。
2023年のスタート時は2台から始まり、そこから少しずつ台数を増やしながら、どうすればより使いやすくなるかを試行錯誤してきました。
複数台に映像を出力できる今の形にたどり着くまでにも、少しずつ調整を重ねていて、3年かけて現在のスタイルに育ってきたような感覚があります。
その間にも、たくさんのMVで使っていただき、本当にありがたく思っています。
ブラウン管テレビのこれまでの流れについては、こちらの記事でもまとめています。
歴史についてのブログ記事はこちら
レトロポップ平和島を始めてから、ありがたいことに気づけば3年以上が経ちました。 今では、MVやアーティスト写真、アパレル撮影など、さまざまな方にご利用いただいていますが、1年目はかなり厳しい状況で、手探りのまま試行錯誤を続けていました。 2026年5月には、3年の...
さて、今回のリニューアルであらためて意識したのも、やはり「他アイテムとの組み合わせ」です。
俯瞰でブラウン管テレビエリアを見た時に、以前は少し重めの印象もありました。

ブラウン管テレビやラジカセ、小物を色ごとにまとめたソファーエリア。組み方が変わるだけで、同じ場所でも見え方がかなり変わります。
今回、スタジオ全体にさらに「色」を加えたこともあって、ブラウン管テレビもその色と調和しながら、もっと柔軟に使える形にしたいという思いがありました。
カラー加工したブラウン管モニターを追加しました
そこで新たに投入したのが、「カラー加工を施したブラウン管モニター(ブラウン管テレビ)」です。

色を変えたブラウン管モニターを重ねたセット。同じブラウン管テレビでも、組み方しだいでかなり違う空気になります。
正式には業務用のビデオモニターになりますが、今回はこれを5台追加しています。
もともとブラウン管テレビは、シルバーや黒っぽいものが多いので、そこにあえてカラー加工を施すことで、空間の中で少し異物感がありながら、背景としてはなじむアイテムにできたかなと思っています。
以前はソファーエリアにまとめていたブラウン管テレビですが、今回カラーのモニターを加えたことで、部屋にある他のアイテムと組み合わせながら、セットとしてのバリエーションをさらに広げやすくなりました。
色と組み合わせることで背景の幅が広がりました
たとえば、
1、ピンクアイテムとの組み合わせ

ピンクのキーボードやマイク、ブラウン管テレビを合わせたセット。色をそろえて組むと、音楽の気配がある背景としてまとまりやすくなります。
2、ブルーアイテムとの組み合わせ

ブルーのアイテムをまとめて組んだセット。ブラウン管テレビや小物も、色がそろうだけで、同じアイテムでも少し違う空気に寄せやすくなります。

赤を中心にまとめた一角。ブラウン管テレビも小物も、色の方向をそろえると空気がかなり作りやすくなります。
3、レッドアイテムとの組み合わせ

黄色でまとめた一角。ブラウン管テレビや小物も、色を合わせると少し軽やかな雰囲気に寄せやすくなります。
4、イエローアイテムとの組み合わせ

シルバーや黒を中心に組んだ一角。ブラウン管テレビや丸みのあるアイテムを合わせることで、少し近未来っぽい雰囲気も出しやすくなりました。
5、シルバーアイテムとの組み合わせ
といったように、以前はひとつの塊として見せていたブラウン管テレビを、同系色のアイテムと組み合わせて使いやすくなっています。
たとえばアイドルMVでも、メンバーカラーや楽曲の世界観に合わせて背景を組む、という発想にもつながりやすくなったかなと思います。
用意しているブラウン管テレビについて
レトロポップ平和島にあるブラウン管テレビは、大きく分けると次の4種類です。
1、砂嵐のみで投影不可のブラウン管テレビ 5台

高さや並べ方を変えながらブラウン管テレビを組んだ一例。形の違うテレビを合わせることで、背景にリズムを出しやすくなります。
こちらの5台は、砂嵐のみが映るタイプになります。
映像投影はできませんが、背景として置いた時の独特な空気感があり、ブラウン管テレビらしい存在感を出しやすいアイテムです。
2、投影可能なブラウン管テレビ 3台
いわゆる民生機のブラウン管テレビです。
端子を使うことで、パソコンの画面やビデオカメラを接続して映像を映すことができます。

ブラウン管テレビ3台を、高さ違いでまとめた組み合わせ。台を使って立体感を出すと、少ない台数でも背景として効きやすくなります。
3、カラー画面が出るブラウン管テレビ 2台
こちらは映像投影はできませんが、面白いのがカラーモードで、写真のように色のある画面を出せることです。
背景の中で間接照明のように使うこともできるので、置き方次第で空気を少し変えやすいアイテムだと思います。

ピエドラを2台並べた組み合わせ。丸みの強いフォルムが入るだけで、背景の中に少し未来っぽい違和感を足しやすくなります。
4、業務用ビデオモニター(カラー3台/モノクロ2台)

今回追加したカラフルなブラウン管モニター(ブラウン管テレビ)5台。モノクロ画面が2台、カラー画面が出せるモニターが3台あり、色の組み合わせや積み方次第で背景の作り方を広げやすくなりました。
こちらが今回新たに投入した5台です。
右側のテーブルに乗っている3台がカラー出力可能で、左側の2台がモノクロ出力になります。
このビデオモニターを導入しようと思った理由のひとつが、形の扱いやすさでした。
一般的なブラウン管テレビは形が斜めになっているものも多く、積んだり並べたりする時に少し制約があります。
その点、このビデオモニターは直線的なので、積み上げたり、高さを変えて組んだりしやすくなりました。
たとえば、こんな組み方もできます。
意識したのはレイアウトのしやすさ
実は以前は、21インチや14インチのブラウン管テレビももう少し多く置いていました。
ただ、限られた時間の中でレイアウトを変えるMV撮影では、「移動が少し大変」という声もありました。
今回導入したビデオモニターは、小型でも存在感があり、持ち手もあるので移動しやすく、時間の限られた撮影でもレイアウトが組みやすくなったかなと思っています。
ブラウン管テレビが映えやすくなる仕掛けアイテム
今回のリニューアルでは、ブラウン管テレビそのものだけでなく、ブラウン管テレビがより背景として立ちやすくなるアイテムも加えています。
以前は重さの関係で床にそのまま置くことも多かったのですが、やはり少し高さが出るだけで、撮影のバリエーションはかなり変わります。
そこで今回、ブラウン管テレビがちょうど乗るくらいのサイズ感で、高さの違う一本足テーブルを複数導入しました。
この一本足というのも、小さなこだわりのひとつです。

ブラウン管モニター(ブラウン管テレビ)と、丸みのあるブラウン管テレビを組み合わせたセット。画面の色や形の違いが重なることで、同じブラウン管テレビでも少しずつ違う空気が立ち上がります。
高さに差が出ることで、背景としての立体感がかなり作りやすくなりました。
単体だと小さく見えるビデオモニターも、こうして集めたり高さを出したりすることで、しっかり存在感のある背景になってくれると思います。
今回のリニューアルでは、カラフルなアイテムをかなり増やしました。
一方で、レトロポップ平和島は壁面アートを取り外すことで、少しシンプル寄りの背景として使うこともできます。
あえて色を外してシルバーのアイテムを集めると、少しクール寄りの撮影にも振りやすいです。
ただ、より無機質でクールな方向に寄せたい場合は、系列店のGRID SPACE 旗の台もひとつの選択肢になるかもしれません。
こちらは天井高3.3mの空間に、20台以上のブラウン管テレビを用意しているので、また違った雰囲気で撮影しやすいと思います。
ブラウン管テレビは組み合わせで表情が変わる
ブラウン管テレビは、それだけで印象に残るアイテムでもありますが、
レトロポップ平和島では、他の色や小物と組み合わせることで、さらに違う表情を見せてくれる存在かなと思っています。
どんな色と合わせるか、
どんな高さで置くか、
どんな照明を当てるかで、
同じブラウン管テレビでも空気はかなり変わります。
ただ「ブラウン管テレビがあるスタジオ」としてではなく、
背景全体をどう組むかまで含めて楽しんでいただけたらうれしいです。